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さがみロボット産業特区のロボット企業交流拠点「ロボリンク」訪問レポート! - JET-Robotics
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ロボリンク訪問レポートアイキャッチ画像

さがみロボット産業特区のロボット企業交流拠点「ロボリンク」訪問レポート!

生成AIの文脈で、昨今「フィジカルAI」がにわかに話題です。これはAI技術とロボティクスを組み合わせることで、環境適応的に自律的な判断・行動が可能なシステムのことで、AI技術と同時にロボットへの注目も集まっています。

そんなロボットですが、日本でも徐々に盛り上がりを見せつつあります。特に目を見張るもののひとつが、神奈川県の取り組みである「さがみロボット産業特区」です。ロボット企業交流拠点である「ロボリンク」など、幅広くロボット関連企業を支援しています。

この記事では、そんなさがみロボット産業特区について説明します。また、具体的な取り組みのひとつとして、ロボリンクの運営がありますが、今回JET-Robotics編集部はロボリンクへ招待いただいたので、訪問の模様を詳細なレポートでお届けします。

さがみロボット産業特区とは何なのか、ロボリンクはどんな場所なのか、知りたい方はぜひご一読ください。

今回訪問した場所

ロボリンク

  • 住所:神奈川県藤沢市藤沢559番地 角若松ビル6階(藤沢駅北口徒歩2分)
  • 電話:0466-90-3490
  • 営業時間:10:00~17:45(定休日:日祝・年末年始)


ロボリンクHP画像


さがみロボット産業特区とは? 神奈川県のロボット実用化の取り組み

さがみロボット産業特区とは

※出典:さがみロボット産業特区HP

神奈川県のロボット実用化の取り組みのひとつとしてさがみロボット産業特区があります。少子高齢化や自然災害への対応など、未来に向けて課題は多くありますが、その打ち手のひとつとして生活支援ロボットの普及や実用化を通して神奈川県民の安全と安心を確保しつつ、同時に神奈川県内の経済活性化を意図しているのがこの取り組みです。

具体的には、ロボットの開発や実証の促進につながるよう、国への規制緩和の提案協議、共同研究開発の支援やアドバイザー支援、実証実験支援、後方支援、そしてロボット関連企業への立地支援など、ロボットに関連することを総合的にサポートしています。ロボット実証実験支援事業は、毎年実証実験レポート集を公開しています。以下のボタンから、実証実験レポート集が掲載されている外部のページ(神奈川県HP)へ移動できるので、気になる方は覗いてみてください。

ロボリンクについて|さがみロボット産業特区のロボット産業参入支援

ロボリンク中央部

ロボリンクの一角

さがみロボット産業特区では、開発・改良・実用化支援や企業への導入・普及支援など包括的な支援事業を行っていますが、そのうちのひとつがロボット産業参入支援です。この取り組みでは、ロボット開発企業やロボットの部品製造企業のロボット産業への参入を支援しています。

ロボット産業参入支援のひとつが、ロボリンクです。ロボリンクは、さがみロボット産業特区の南の拠点、神奈川県内のロボット関連企業やエンジニアが集まるための企業交流拠点として活動しています。商談、協業の機会を提供し、ネットワーク形成を促進することが目的です。

また、ロボリンクにはロボットの展示スペースがあります。ロボットの活用が可能な施設や地域住民に生活支援ロボットに触れる機会を提供することで、生活支援ロボットの普及を図っています。

さがみロボット産業特区と生活支援ロボット

ここまで説明してきたように、さがみロボット産業特区では、主に生活支援ロボットを中心としたロボット企業への総合支援事業を行っています。ロボットは一般的に、産業用ロボットとサービスロボット(生活支援ロボット)に分けることができます

産業用ロボットは主に工場の製造現場で使用されます。加工、溶接、塗装など製造ラインの一部を担い、高精度・高速で作業を行ってくれます。サービスロボットは産業用ロボット以外の用途で使用されるロボットの総称で、配送ロボットや案内ロボットなど、人と接する場面で活躍することができます。

JET-Roboticsでは、産業用ロボットとサービスロボットについて詳しく解説した記事があります。関心のある方は、下のリンクから関心のあるロボットについて読んでみてください。

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ここまで、さがみロボット産業特区とロボリンクについて解説してきました。次の章では、実際にJET-Robotics編集部がロボリンクへ訪れた様子をレポートします。ロボリンクがどんな場所なのか、どんなロボットたちが展示されているのかなど、詳細にお届けします。

藤沢駅北口から徒歩2分のロボリンクを訪問!|さがみロボット産業特区のロボット企業交流拠点

2025年1月某日、JET-Robotics編集部はロボリンクから招待いただき、実際にロボリンクを訪問しました。藤沢駅北口から直結で徒歩2分のロボリンク。私たちが訪れたとき、ロボリンクの入っているビル前のペデストリアンデッキでは昼食を食べている予備校生がいました。そこの横を通り過ぎ、角若松ビル構内に入ってレベーターを使い6階まで上がると、エレベーターホールの先にロボリンクがあります。

ロボリンクミーティングスペース

ロボリンクの看板がお出迎え

ロボリンクの部屋に入ると、目の前にミーティングスペース があり、「ロボリンク」という大きな看板が出迎えてくれました。さがみロボット産業特区に関するフライヤーや展示されているロボットの情報などがラックにあるので、欲しい情報があればぜひ持ち帰りましょう。

ロボリンク入口付近

ショールームとコワーキングスペースを兼ね備えている

右手にショールームとコワーキングスペースが広がっています。ショールームは神奈川県内の企業などの合同ショールームとして、生活支援ロボットの展示やVRコンテンツを体験できるスペースもあります。

ほかにも体験イベントや関連企業・大学の交流会などを定期的に開催しています。コワーキングスペースでは事前に神奈川県に登録しているロボット関連企業であればデスクや電源コンセントなどを使用して、一般的な業務を行うことができます。

次の章では、実際に展示されているロボットを紹介します。JET-Robotics編集部が実際に体験して触れてきました。動画や画像も撮影してきたので、なるべく現場の様子そのままをお届けします。

ロボリンクにある生活支援ロボットたち|さがみロボット産業特区の支援事例

10種類以上のロボットが展示されています。この記事の冒頭でも説明したように、さがみロボット産業特区では、生活支援ロボットの活性化・普及に力を入れているため、ロボリンクのショールームで展示されているロボットも生活支援ロボットやサービスロボットが多いです。ここではその中でも3つの生活支援ロボットを紹介します。

Cruzr(クルーザー)|AI案内ロボット

Cruzrの写真
画面サイズ 11.6インチ
接続時間 12時間
言語 日本語
エンタメ機能 音楽、ダンスなど
入口から入ってまず出迎えてくれるのが、AI案内ロボット「Cruzr」です。Cruzrは、Senxeed Robotics株式会社開発のロボットです。独自の自己位置推定機能を搭載しており、人や障害物を避けながら目的地へ移動してくれます。受付や案内業務の無人化を実現することを目的に開発されました。

利用想定場面として、観光大使やショールーム・ミュージアム案内、接客対応などがあります。例えば、観光大使として物産センターや道の駅などへの設置を想定して、地域の観光スポットやおすすめのお土産などを紹介することができます。また、移動しながらの説明も可能なため、ミュージアム内の説明をするために活用することもできます。

Cruzrが踊っているところ。ほかにも踊りがプリセットであります。

また、少し特殊な機能として、ダンスを踊ってくれる機能があります。Cruzrの中にプリセットで曲とダンスの振付がインストールされており、モードを選択し踊ってほしいダンスを指定することで、Cruzrが踊ってくれます。だいたい、1分くらいのダンスを踊ることができるので、ちょっとした空き時間をつぶすのにぴったりです。

AYUDA(アユダ)|自律移動型サービスロボット

AYUDAの写真
名称 AYUDA
稼働時間 8時間
対応言語 日本語、中国語、英語
ショールームの左手に設置されているのは、自律移動型サービスロボット「AYUDA」です。AYUDAはスペイン語で手伝う、助けるという意味で、日常生活において発生する対人業務をAYUDA(助ける)ために、株式会社CIJによって開発されました。

AYUDAは自律移動、音声対話、監視機能、AI・IoT連携など、様々な機能が搭載されており、多くの利用場面を想定して開発されています。例えば、銀行窓口業務やホテル・レストランの受付業務などです。銀行内での案内・誘導や受付、巡回などの業務、チェックイン・アウト、料金の支払い業務などに適用できます。ほかにも、監視や警備業務も対応可能です。

また、面白い機能として、複数のエンタメ機能も搭載されています。今回JET-Robotics編集部が体験した機能で、例えば年齢判定機能がありました。この機能を選択して、AYUDAに搭載されているカメラに顔を向けると、AYUDAが顔から年齢を推定してくれます。実年齢とは少し離れた回答も出ますが、ちょっとしたパーティ機能として、簡単にその場を盛り上げられる面白い機能でした。

MAMORUNO|見守り介護ロボット

MAMORUNOの写真
名称 MAMORUNOセンサー
型番 SS-505
質量 約120g(本体)
質量 約120g(エアバッグセンサー)
対応マットレス 200mm厚マットレスまで対応(エアバッグセンサー)
ショールームに入ってすぐ右手にあるのは、見守り介護ロボット「MAMORUNO」です。「介護に携わるすべての人を守りたい」という想いのもと、施設介護や在宅介護のサポートを目的に株式会社ZIPCAREによって開発されたロボットです。

MAMORUNOの画像

センサーによって様子を知ることができるMAMORUNO

MAMORUNOは、MAMORUNO本体とベッドに取り付けるエアバッグセンサーによって、利用者の在床、離床状況や睡眠の様子、脈拍や呼吸などのバイタルをスマートフォンやパソコンで正確に把握することができます。MAMORUNO本体にはカメラはついていないため、利用者のプライバシーを守りながら見守れます。また、利用者に動きがあったときの通知もカスタマイズできるので、本当に必要なときだけ確認することが可能です。

在宅介護向けの「MAMORUNO one」や施設介護向けの「MAMORUNO ship」と2つのプランが存在します。特に後者については約100件の施設への導入実績があるロボットです。

まとめ|さがみロボット産業特区とロボリンク

ロボリンクにはこんなロボットも展示されています

ここまで、さがみロボット産業特区の取り組みのひとつである、ロボリンクについて詳しく紹介しました。ロボリンクは、ロボット企業交流拠点としてコワーキングスペースなどが用意されていますが、ロボットショールームであれば一般の方でも利用することができます。

今回紹介したロボットの展示以外にも、様々なロボットが展示されているので、藤沢駅へ寄る際にはぜひ足を運んでみてください。

今回訪問した場所

ロボリンク

  • 住所:神奈川県藤沢市藤沢559番地 角若松ビル6階(藤沢駅北口徒歩2分)
  • 電話:0466-90-3490
  • 営業時間:10:00~17:45(定休日:日祝・年末年始)


ロボリンクHP画像


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