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配送ロボットとは? 3種類の特徴と実証実験・課題、選び方とメーカー・代理店について - JET-Robotics
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配送ロボット

配送ロボットとは? 3種類の特徴と実証実験・課題、選び方とメーカー・代理店について


配送ロボットは、物流業界やEC市場のニーズを背景に、最終消費者への効率的な配送を実現する次世代技術です。

自動運転技術やAIを活用し、障害物回避やルートナビゲーションを自動化することで、配送業務の効率化を図ります。特に「ラストワンマイル」配送において大きな可能性を秘めており、都市部や高齢者施設などでの活躍が期待されています。

配送ロボットを選ぶ際には、価格や性能、配送範囲の適合性、メーカーのサポート体制をしっかり比較し、導入することが重要です。この記事では、以上について詳しく説明しています。

また、JET-Roboticsでは、配送ロボット以外にもサービスロボットを解説しています。サービスロボット全体について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

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特定非営利活動法人 RobiZy(ロビジー)

事務局

2016年に任意団体として発足後、2017年には特定非営利活動法人化し、以降、ロボット業界の活性化と実用的なビジネスモデルの構築を推進。2018年の「RobiZy1.0」ではロボットビジネス産業クラスターの形成を、2019年の「RobiZy2.0」ではプロジェクト伴走型支援によるメンバーの成功支援に注力するなど、段階的に活動を進化させてきました。

RobiZyの活動の根底にあるのは、技術とビジネスは別物という認識と、ロボットを通して社会やユーザーが本当に求めている価値を実現するという強い意志です。今後もロボットビジネスの可能性を広げるべく、実践的な支援と社会実装に取り組んでいきます。

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配送ロボットアイキャッチ画像
配送ロボットは、物流業界やEC市場のニーズを背景に、最終消費者への効率的な配送を実現する次世代技術です。

自動運転技術やAIを活用し、障害物回避やルートナビゲーションを自動化することで、配送業務の効率化を図ります。特に「ラストワンマイル」配送において大きな可能性を秘めており、都市部や高齢者施設などでの活躍が期待されています。

配送ロボットを選ぶ際には、価格や性能、配送範囲の適合性、メーカーのサポート体制をしっかり比較し、導入することが重要です。この記事では、以上について詳しく説明しています。

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2016年に任意団体として発足後、2017年には特定非営利活動法人化し、以降、ロボット業界の活性化と実用的なビジネスモデルの構築を推進。2018年の「RobiZy1.0」ではロボットビジネス産業クラスターの形成を、2019年の「RobiZy2.0」ではプロジェクト伴走型支援によるメンバーの成功支援に注力するなど、段階的に活動を進化させてきました。

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目次

配送ロボットとは

配送ロボットとは

配送ロボットとは、公道や屋外空間を移動し、不特定多数または準不特定多数の人や施設に向けて荷物を届けることを目的とした自動運転型または遠隔制御型のロボットです。近年、EC(電子商取引)の需要拡大や労働力不足を背景に、自律走行技術やAI技術を活用した次世代の物流ソリューションとして注目を集めています。

車輪付きの小型車両の形状をしており、画像認識センサーやLIDARなどの先端技術を組み合わせることで、障害物を検知しながら最適なルートを自動的にナビゲートします。GPSや地図データを活用した位置情報の高精度化により、細い路地や歩道といった限られた空間でも安全かつスムーズに走行できる点が特徴です。

ドローンによる空中配送も研究・実証が進められており、特に山間部や災害地域など、道路事情が複雑な場所での活用が期待されています。しかし、歩道を中心に公道を使った「ラストワンマイル」への対応が現状配送ロボットの焦点です。配送ロボットの実用化は今後さらに加速し、より安全かつ効率的な物流の実現に貢献していくでしょう。
(参考: 自動配送ロボットを活用した新たな配送サービスについて

配送ロボットの需要が上がっている理由には、以下が挙げられます。

  • EC市場の拡大による宅配需要の急増に対して、物流業者による人員強化が間に合っていないこと
  • 経済成長と労働人口の減少により、特に先進国で物流セクターでの労働力不足
  • 高齢者や障害者など、自力での買い物が困難な人々へのサービス提供を強化するため

配送ロボットは、以下のような環境での活躍が期待されています。

活用想定シーン

  • 都市部の住宅街:歩道・施設構内などにおける運用/li>
  • 大学や企業:広大な敷地内での書類や小包の配送を自動化し、効率化
  • 高齢者コミュニティ:高齢者が多く住む地域や施設で、日用品から医薬品までの配送に活用
  • 病院や医療施設:緊急の医薬品や検体、書類などの迅速な配送が必要な場合に活用
  • 観光地やレジャー施設:大規模なリゾート地や公園などで、食料品や土産品の配送サービスに利用可能

2種類の配送ロボット

3種類の配送ロボット

配送ロボットには、大きく分けると以下の3種類があります。

陸上型配送ロボット【屋内配送・ラストマイル】

陸上型配送ロボットは、地上を電動で走行し、自動で荷物を運搬するロボットです。小型で狭い空間を移動できるタイプから、大型で重い荷物を運べるタイプまで多様な形態がありますが、いずれもセンサーやカメラなどを用いた自動運転技術を搭載しています。

走行時の騒音や排ガスが少ないうえ、障害物を回避しながら指定されたルートを安全に移動できる点が特徴です。また、屋外だけでなく、オフィスビル内やホテル内の運搬など、屋内における配送でも利用されることがあります。

主な特徴として、以下が挙げられます。

陸上型配送ロボットの特徴

  • 電動駆動による低騒音・無排出ガスで、環境への負荷が小さい
  • 小型モデルは狭い場所でも稼働し、大型モデルは長距離配送や重量物の運搬に対応
  • 高精度センサーやGPSを活用することで、ルート管理や遠隔監視が容易

利用シーンの例は以下の通りです。

活用想定シーン

  • 工場や物流倉庫での部品・資材の搬送や病院での薬品・検体の無人配送
  • オフィスビル内や住宅街での小荷物配達による業務効率化
  • 災害時に大量の物資を迅速に搬送するなど、緊急事態での活用

空中型配送ロボット(ドローン)【ラストマイル】

空中型配送ロボット、通称「配送ドローン」は、小規模な荷物を迅速に配送するための無人航空機(UAV)です。これらのドローンはGPSナビゲーションを活用し、指定された配送先に直接飛行します。

カメラやセンサーを用いて障害物を回避しつつ、最適な飛行経路を確保し、電動駆動により軽量荷物を速やかに届けます。

配送ドローンの特徴には以下が挙げられます。

空中型配送ロボットの特徴

  • ドローンは交通渋滞や地形の障害を受けずに直線的に飛行できるため、素早い配送を実現可能
  • ドローンの運用は比較的低コストで、小規模な配送にコスト効率が良い
  • 天候や強風の影響を受けやすい

特に役立つシナリオは以下の通りです。

活用想定シーン

  • アクセスが困難な地域への医薬品や緊急物資を配送する際に使用
  • 都市部の商業施設から購入された商品を顧客の自宅まで直接、迅速に配送可能
  • 自然災害発生時に道路が寸断された状況でも、食料、水、医薬品などの救援物資を素早く空から被災地に配送可能

JET-Roboticsでは、配送ロボットと用途が似た物流ロボットと配膳ロボットについて解説した記事を掲載しています。物流ロボットや配膳ロボットについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

2種類の陸上型自動配送ロボットの走行方式

2種類の自動配送ロボット走行方式

陸上自動配送ロボットには、走行方式がいくつかあります。何を実現したいかによって導入するとよい配送ロボットが変わってくるため、貴社の導入環境に適したものを検討しましょう。

  • 自律走行方式(自動運転タイプ)
  • 自動追従方式

自律走行方式(自動運転タイプ)

自律走行型配送ロボット(自動運転タイプ)は、高度なセンサー技術とAIを組み合わせて、環境を理解し、最適なルートで目的地まで荷物を自動的に配送します。

カメラ、LiDAR、GPSなどの技術を使用し、高精度3次元地図を利用して周囲の状況をリアルタイムで解析し、障害物を回避しながら目的地へとナビゲートします。

このロボットはプログラミングされたルートに依存せず、動的な環境変化に対応できるため、歩道・施設構内での使用に適しています。特徴は以下の通りです。

自律走行方式の特徴

  • 未知の障害物や状況変化に対してリアルタイムで反応し、適応可能
  • 高度なセンサーとAIの組み合わせにより、自律走行型ロボットは交通が混在する歩道・施設構内などでも機能

このタイプの走行方式は、以下のような場面で活躍しやすいです。

想定シナリオ

  • 狭い通りや混雑した都市部で即日配送を提供可能
  • 病院内での薬品や検体の配送自動化可能
  • 広大なキャンパスや施設内で、文書、食品、資材などを複数の建物間で配送可能

自動追従方式

上記の定義から若干逸れますが、自動追従方式の配送ロボットも存在します。一般的にはAGV、AMR、搬送ロボットといわれることが多いです。自動追従型配送ロボットは、人やほかのロボットなどを追跡する機能を備え、特定の対象の後を自動で追いかけます

このタイプのロボットは、カメラやセンサー、場合によっては特定の信号やタグを使った追跡技術を利用して、病院での荷物運搬などの使用が想定されています。実証実験段階であり、実用例は現状少ないです。

例えば、物流などでの実用例はあります。作業員が棚から商品をピックして、それを追従ロボットに積み搬送するという使い方です。

使用事例: 豊通物流株式会社, 物流支援ロボットCarriRo、豊通物流が物流センターにおける運搬作業負荷軽減を目指し導入

ユーザーが荷物をロボットに積むと、ロボットがそのユーザーを追跡して目的地まで荷物を運びます。自動追従型ロボットの主な特徴は以下の通りです。

自動追従方式の特徴

  • ユーザーの動きに基づいて動作するため、ルートがユーザーによって変更可能
  • ユーザーの直接的な介入によりコントロールされ、追従対象と対話しながら作業を行う
  • 使用環境に柔軟に適応し、多様な場面で利用可能

自動追従型ロボットが活躍する具体的なシナリオは以下の通りです。

想定シナリオ

  • 旅行者が空港内で重い荷物を持ち歩かずに済むよう、チェックインカウンターからセキュリティチェックポイント、ゲートまで配送を自動化
  • 患者や看護師が病院内を移動する際に薬や個人の持ち物を運ぶために使用され、患者の移動に合わせてロボットが追従
  • 大型ショッピングモールやスーパーマーケットで、顧客が商品をカートに積み込みながらショッピングを続ける間、ロボットが追従し、最終的にはレジや車まで商品を運べる

自動配送ロボットの実証実験の状況と課題

自動配送ロボットの実証実験の状況と課題

パナソニック、本田技研、ティアフォーなど、数多くの企業が国内各地で自動配送ロボットの実証実験を重ねてきました。これらの企業は、人の往来が多い歩道や商業施設周辺、住宅街など、さまざまなシーンでの走行テストを実施し、ロボットの制御技術やセンサーの高精度化、遠隔監視システムの有効性などを検証しています。

2023年4月には、改正された道路交通法や関連するガイドラインの整備により、公道における自動配送ロボットの走行が認められるようになりました。将来的には宅配や買い物代行といった多様な用途で、自動配送ロボットの活躍範囲がさらに広がると期待されています。

一方で、自律的な走行を実現するための「状況の感知能力」や「瞬時の判断精度」には課題があります。例えば、ロボットが歩道の端を走行中、対向方向から自転車が接近してくる場合、ロボット側からすれば、自転車が迂回してくれるのか、それともこちらが進路を譲らなければ接触のリスクが高まるのかを瞬時に判断しなければなりません。

実証実験の現場では、このような状況を正確に把握し、なおかつ配送の効率を大きく損なわずに安定した運用を行うための調整が急務となっています。人とロボットが安心・安全に共存する社会を実現するためには、センサーのさらなる高性能化やAIによる学習データの拡充、インフラ整備の連携など、さまざまな角度からの取り組みが必要です。
(参考: 自動配送ロボットの社会実装に向けて

配送ロボットを導入するメリット・デメリット

配送ロボットの強みと弱み

配送ロボットは、現在、様々な会社が開発を進めており、あわせて公道でも走らせられるような法整備も進んでいます。新しいロボットを社会に導入する際は、メリットとデメリットが両方あります。それぞれを比較し、貴社が想定している活用方法でメリットを最大限享受できるか、確認しましょう。

メリット

配送ロボットには、以下のようなメリットがあります。

配送ロボットのメリット

  • 人手不足を解消できる
  • 非接触で配達が可能

人手不足を解消できる

配送ロボットを導入することで、人手不足によって起きる配送問題を解消できます。

例えば、配送ロボットは以下のような形で人手不足を解消できる可能性があります。

  • 配送プロセスの最終段階である顧客の手元に商品を届ける部分(ラストワンマイル配送)の効率化
  • 特定の時間帯やシーズンにおける配送需要の増大に対応できるようになる
  • 内部物流・倉庫管理における倉庫内の商品のピックアップ、仕分け、搬送を自動化

このメリットは、特に以下のような場面で活躍できる可能性が高いです。

想定シナリオ

  • 過疎地や人口密度の低い地域での配送
  • 高齢者施設や病院での物資配布
  • 大型イベントや施設でのセキュリティとメンテナンス

非接触で配達できる

配送ロボットの導入による非接触配達は、特に感染症の拡散防止に有効であり、安全性と利便性の向上に寄与します。

特に、非接触で配送ができる場合は以下のようなメリットがあります。

  • 配達員と受取人の物理的な接触を避けることで、感染症のリスクを大幅に低減
  • 繰り返し行われるようなルーチン配送の効率化が可能
  • 24時間体制での稼働を実現、従来の配送時間外でもサービス提供が可能

非接触配達が特に重要な場面には以下のものが考えられます。

想定シーン

  • 病院や医療施設での薬剤配達
  • 食品配達サービス
  • オフィスビルやマンションでの郵便物配達

デメリット

一方で、配送ロボットには次のようなデメリットも考えられます。これらを理解した上で、メリットがデメリットを上回るか検討する必要があります。

配送ロボットのデメリット

  • 導入コストがかかる
  • 機械故障など予期せぬリスクが起こり得る
  • バッテリーに制約がある
  • 道路インフラとの整合性

導入コストがかかる

配送ロボットの導入には、高額な初期投資が必要となります。これは企業の財務計画に大きな影響を与えるため、慎重な検討が必要です。

主なコスト要素

  • ロボット本体の購入費用
  • システムのセットアップ費用
  • 維持管理費
  • 従業員のトレーニング費用(必要に応じて)

    ロボット価格の目安

  • 簡易型(屋内向け):数十万円〜
  • 高機能型(屋外対応・自動運転機能付き):数百万円〜数千万円
  • 比較:配送員の人件費(日本国内)

  • 時給:1,000円〜1,500円
  • 月額(160時間勤務):約160,000円〜240,000円

投資回収のポイント

  • 初期費用は高額だが、稼働後は人件費不要
  • 長期運用により、トータルコスト削減が期待できる
  • 短期での回収は困難。回収期間と効率向上の見極めが重要
  • 補助金制度が利用できる可能性もあるため、事前に要確認
  • 機械故障など予期せぬリスクが起こり得る

    配送ロボットを活用する際の主なデメリットとして、機械故障や技術的な問題が挙げられます。

    ロボットは複雑な電子機器、ソフトウェア、機械部品で構成されており、これらが原因で予期せぬトラブルやダウンタイムが発生する可能性があります。故障が起こると、配送プロセスが中断され、最悪の場合は顧客へのサービス提供に大きな影響を与えることがあります。

    想定されるリスクの例としては、以下のものが挙げられます。

    主なリスク要因

    • ロボットのモーターやセンサー、バッテリーなどの物理的部品の故障
    • ソフトウェアのバグや互換性の問題が原因でロボットが正常に機能しなくなる可能性
    • 通信エラーやシステムのダウンが発生すると、ロボットの制御や監視が困難になる
    • 極端な気象条件や未予測の物理的障害物が理由でパフォーマンスが低下する可能性

    これらのリスクを回避するには、以下のような取り組みを行うことが考えられます。

    考えられる対策

  • 定期的なメンテナンスと検査
  • リダンダンシーの導入(一部が故障した場合でも他の部分が機能を継続できるバックアップ機能)
  • 包括的な保守契約
  • トラブルシューティングのためのスタッフトレーニング
  • バックアップ計画の策定
  • バッテリーに制約がある

    配送ロボットは電動化されている分、バッテリー容量という制約が存在します。多くのモデルは実働3~6時間程度で充電が必要となり、急速充電器を用いても完全復帰には30分〜1時間を要します。よって、バッテリーが持つ距離(往復距離での換算)しかものを運ぶことはできません

    そのため、ピーク時に連続稼働させるには、複数台をシフト運用するかスペアバッテリーを常時交換する仕組みが不可欠で、運行計画が複雑化します。さらにバッテリー寿命も約1,000回の充放電が限界とされ、2〜3年ごとにパックを更新するコストが発生します。

    道路インフラとの整合性

    道路交通法などによる法整備がされていても、歩道幅員、斜面や段差など舗装状態は場所ごとにばらつきが大きく、縁石高さや排水溝の蓋形状なども障害になり得ます。自律回避アルゴリズムを高度化しても、外部環境によっては測位精度が落ち、交差点などで停止位置がずれるなどのリスクも存在します。

    日本の歩道には電柱・看板・放置自転車が散在し、スロープ不足も多いため、ロボットは低速で迂回せざるを得ません。この結果、ラスト30メートルの手運びや遠隔監視の必要は存在し、自律配送のメリットが薄れる可能性があります。

    4つの選定基準 | 配送ロボットの選び方

    4つの選定基準-配送ロボットの選び方

    配送ロボットには様々な種類があり、その中でも適切なものを選ぶことで初めて貴社の導入目的を達成できます。導入目的を達成するには、以下のポイントを考慮して配送ロボットを選定することがおすすめです。

    価格と予算

    配送ロボットの価格を検討することは、コスト効率と財務的持続可能性を確保する上で不可欠です。ロボットの価格は導入コストだけでなく、長期的な運用コストにも大きく影響します。適切な予算配分とコスト管理を行うことで、配送システムの効率化を図りつつ、無理のない投資が可能になります。

    価格を検討する上で、考慮すべき価格には以下のものが挙げられます。

    • 導入コスト:配送ロボットを購入する場合の一時的な購入費用と、リースやレンタルの場合の初期費用及び定期的な支払い
    • メンテナンスコスト:定期的なメンテナンス、修理、部品交換など
    • 運用コスト:電力消費や、必要に応じたスタッフのトレーニング費用など

    これらのポイントを適切に評価することで、初期投資だけでなく、長期的な運用における費用対効果を最適化し、事業の持続可能性を高めることができます。

    性能

    性能が高いロボットは、配送タスクを迅速かつ正確に完了し、長期間にわたって信頼性の高いサービスを提供できます。一方で、性能が良いロボットは価格が高くなりやすく、コスト回収まで時間がかかってしまいます。

    特定のニーズや環境に適した性能を備えたロボットを選ぶことで、運用コストを削減し、顧客満足度を向上させることが可能です。

    性能の中でも、特に見ておくべきポイントは以下の通りです。

    • 衝突回避システム、緊急停止機能、安全警告システムなどの安全機能
    • ロボットのバッテリー寿命と充電にかかる時間
    • 屋内専用か、または屋外環境にも対応しているかなど適切な耐候性や地形に適応する能力
    • ロボットが中央システムやオペレーターと効果的に通信できる機能

    充電時間は、ロボットの種類や使用されるバッテリーによって変わりますが、例えば、小型の陸上型配送ロボットは2時間から6時間を要し、半日稼働します。また、空中型配送ドローンは30分から1時間で充電が完了し、一回の充電で15分から30分の飛行が一般的に可能です。

    例えば、以下のような用途で配送ロボットを導入する場合、それぞれ以下のような項目を確認しておく必要があります。

    • 工場や倉庫内での物流
    • 耐久性、安全性、最大稼働時間
      工場内の連続稼働に耐える強度

    • 大学やリゾート施設での配送サービス
    • 対応する配送環境、コミュニケーション機能、移動速度
      広範囲にわたる地域をカバーするための適切なナビゲーション能力と速度

    • 工業製品の配送
    • 最大積載量、耐久性、安全性
      重い工業製品を安全かつ確実に運ぶための高い耐荷重能力と堅牢な構造

    • 家具や家電製品の大規模配送
    • 最大積載量、耐久性、機動性
      大きくて重いアイテムを運ぶための能力と、配送地点での取り扱いやすさ

    配送範囲や配送物への適合性

    配送ロボットを選ぶ際に、配送範囲と配送物の適合性を考慮することは、効率的で効果的な配送システムを確保するために非常に重要です。配送物の性質や配送範囲に適したロボットを選定することで、配送中の商品の安全性、品質保持、および配送効率を向上させることができます。

    配送範囲や配送物について、特に見ておくべきポイントは以下の通りです。

    • 配送エリアの広さや通路の狭さに応じて、適切なサイズと機動性を持つロボットを選ぶ
    • 食品や医薬品など、温度に敏感な商品を扱う場合、保温または保冷機能を備えたロボットが必要
    • 荷物が壊れやすい、または高価である場合、振動吸収や固定機能が優れたロボットが必要

    例えば、以下のような用途では、それぞれ以下の項目を確認しておくことがおすすめです。

    • 工場や倉庫内での物流
    • 工場や倉庫内では、多種多様な物品を頻繁に移動させるため、高い耐久性と適切な積載量を持つロボットが必要

    • 大学やリゾート施設での配送サービス
    • 広大なエリアをカバーするために長距離走行が可能で、人が多い環境で安全に運用できるロボットを選ぶことが重要

    • 工業製品の配送
    • 重量のある工業製品を運ぶためには、高い積載能力と強固な構造を備えたロボットが必要

    • 家具や家電製品の大規模配送
    • 大きな家具や家電を安全に運ぶためには、大型で頑丈なロボットが適しており、商品を確実に保護できる設計が必要

    ロボットメーカーのサポート体制

    配送ロボットを導入する際には、ロボットメーカーのサポート体制を十分に考慮することが重要です。これにはいくつかの理由がありますが、主に設備投資の長期的な成功と効率的な運用の維持が挙げられます。

    良質なサポート体制は、システムのトラブルや運用上の問題が発生した場合に迅速かつ効果的な解決を可能にし、ダウンタイムの最小化と生産性の最大化を支援します。

    一般的な最低限のサポートとして挙げられるものには、以下のものが挙げられます。

    • 技術サポート:電話、Eメール、またはチャットを通じた専門家によるサポート
    • 部品の供給:故障や消耗に対応するため、必要な部品を迅速に提供
    • 保守契約:定期的なメンテナンスや検査を提供し、ロボットの性能を最適に維持
    • オンラインリソース:利用者マニュアル、FAQ、トラブルシューティングガイド、教育ビデオなど、自助リソースへのアクセスを提供
    • トレーニングプログラム:ユーザーがロボットの操作方法を習得し、最大限に活用できるようにトレーニングを提供

    さらに、サポートが手厚い企業では以下のようなサポートを受けられることがあります。

    • 24/7サポート:任意の時間に利用可能なカスタマーサポート
    • オンサイトサポート:緊急時には技術者が直接現場に出向いて問題を解決
    • リモート監視と診断:ロボットの性能を遠隔から監視し、異常があれば即座に通知
    • カスタマイズと統合サポート:顧客の特定のニーズに合わせたロボットのカスタマイズや、既存のシステムとの統合を支援
    • 拡張保証とアップグレードオプション:保証期間の延長や、将来的なアップグレードパスを提供

    手厚いサポートがあれば安心して配送ロボットの導入と運用ができますが、それ相応の料金が必要になるケースがほとんどです。必要なサポートと予算のすり合わせを必ず行ってから、配送ロボットの導入を進めましょう。

    配送ロボットを製造・販売するメーカー・代理店

    配送ロボットを製造・販売する会社

    配送ロボットの製造・提供には様々な企業が参入しています。以下では、配送ロボットメーカーの中で主なメーカーをご紹介します。

    ※JET-Roboticsの問い合わせフォームに遷移します。
    一部の会社とは正式な提携がない場合がありますが、皆さまに最適なご案内ができるよう努めています。

    配送ロボットのメーカー

    ロボパス / RoboPath

    会社名 ロボパス / RoboPath
    設立年 2024年(創業)
    本社 東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング3階
    概要 サービスロボット・AIソリューションの開発・販売

    ロボパスはAIとロボットをシームレスに連携させたソリューションで人口減少に伴う労働人口問題を解決し、持続可能な社会の実現を後押しするために活動している会社です。ホテル・病院・工場・オフィス・タワーマンションなどさまざまな利用シーンに合わせたロボットを提供しています。

    配送ロボットとしては、多機能ロボット「UP」を展開しています。移動と機能、上下2つに分かれており、上部のユニットを交換することによってさまざまな機能を提供することが可能です。独自のモジュールを活用し、EVに2か所設置するだけで即時連携が可能になるため、EV連携が容易にできます。EVの種類を選ばないので、導入側の負担は少ないです。

    ホテル、病院、倉庫などが利用想定シーンで、The Park Front Hotel at USJ、熱海パールスターホテルやTMG田園調布中央病院などに導入事例があります。また、グローバルのホテルブランドにも数多く採用されており、日本のホテルのほか、シンガポール、ドバイ、フランス、韓国でも導入実績があります。

    ハコボット / Hakobot

    ハコボットは、配送ロボットでラストワンマイルの自動化を目指しています。「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトに、走破性が高くシンプルな操作性を実現するロボットの開発を行っています。現在「Hakobot Version2」を開発し、公道での実証実験にも取り組んでいます。

    LOMBY / ロンビー

    LOMBYは、店舗や物流拠点からのラストワンマイルを担うことで、事業者の負担を軽減し、地域住民にとっての利便性の高いインフラ作りを目標にしています。同社の自律走行ロボットは、歩道を最高時速6km以下で走行するため、主に店舗から半径2~3km圏内での配送に適しています。東京の八王子にあるセブンイレブンとの配送試験なども行っています。

    配送ロボットの代理店

    センシードロボティクス / Senxeed Robotics

    会社名 センシードロボティクス / Senxeed Robotics
    設立年 2020年
    本社 東京都港区南麻布2-8-21 SNUG MINAMIAZABU 302
    概要 ロボットを活用したソリューションを開発・運営するメーカー

    センシードロボティクスは、インダストリーに合わせた複数のロボットを組み合わせたソリューションやサービスを企画・開発して提供している企業で、2020年に設立されました。

    ロボット・インダストリーソリューションの企画・開発・展開、ロボット導入コンサルティング支援、ロボット活用サービスの企画・開発・展開、ロボット向けアプリケーションの設計・開発
    AI/IoT機器の企画・開発・販売など
    を行っているのが事業の特徴です。

    センシードロボティクスは、AI案内ロボット「Cruzr」やエレベーターに乗れる配送ロボット「GAEMI」、広告周遊ロボット「CADEBOT」などを販売しています。こうしたロボットは、観光案内所、物産センター、道の駅、ショールーム、ミュージアム、ホテル、小売店など、多岐にわたる場面ですでに活用されています。

    ベルトールドジャパン / Berthold Japan

    会社名 ベルトールドジャパン / Berthold Japan
    設立年 1987年
    本社 東京都墨田区京島2-8-12
    概要 バイオテクノロジー関連機器及び試薬、放射線測定機器の輸出入と販売

    ベルトールドジャパンはドイツのBerthold Technologies社の日本総代理店として1987年に創業を開始し、それ以来ベルトールド製品に限らずお客様のニーズにマッチした製品を発掘し、フレキシブルな対応で新しいテクノロジーや情報を提供してきました。

    配送ロボットは韓国メーカーのRoboticsの配送ロボット「GAEMI」を取り扱っています。こちらは屋内配送用「GAEMI」と屋外配送用「GAEMI」を取り扱っています。前者はアーム操作によりエレベーター連携が不要、フロアをまたいだ配送が容易に可能です。また、後者は半径1km以内の屋外エリアを自動走行、屋外に対応した物品配送ロボットです。

    屋内配送ロボットGAEMIは病院、ホテル、オフィスなどのさまざまなサービス空間でサービス提供できます。屋外配送ロボットGAEMIは宅配、飲食配送サービスを提供可能です。ディープラーニングAIを持ち、周りの環境を感知しながら自ら判断して移動します。

    ミライト・ワン / MIRAIT ONE

    会社名 ミライト・ワン / MIRAIT ONE
    設立年 2010年
    本社 東京都江東区豊洲5-6-36
    概要 電気通信工事、電気工事、土木工事、建築工事、及びこれらに関連する事業

    ミライト・ワンは創業以来80年近くにわたり、通信、電気、交通、水道、エネルギーなどの基幹インフラを構築・維持し、社会の発展に貢献してきた会社です。また、近年はAIやロボット技術、光や量子の通信技術、グリーンエネルギー技術などの新しい技術にも挑戦し、持続可能な社会の実現と未来の社会インフラの創造に挑み続けています。

    配送ロボットは販売代理店としてエイム・テクノロジーズの「NAOMI-2」を取り扱っています。ホテルなどでのアメニティ貸し出しや夜間ルームサービスで活躍するNAOMI-2は、大型サイネージ搭載で視認性に優れ、イベント告知などを再生することで、訴求力が向上します。また、上下独立しているため、一度に2箇所配送可能で、セキュリティロックBOXで安心に配送できます。

    国内主要メーカーとロボットとの連携も可能です。実際にラグジュアリホテルなどで導入されており、NAOMI-2の導入で従業員の業務量が減少した実績があります。詳しくはお問い合わせください。

    システムデザイン / System Design

    会社名 システムデザイン / System Design
    設立年 2019年
    本社 埼玉県草加市西町177-3
    概要 ロボティクス、IoT、AI、RPA、電子機器製品等の開発及び販売事業

    システムデザインはロボティクスを中心にさまざまな要望に対応している会社です。搬送、デリバリーロボットの選定やロボットとRPAの組み合わせ、問題や課題からのソリューション提案など、ロボティクス、RPA、IoTなどによる業務改善をお考えの企業をサポートします。

    配送ロボットとして、RoboPathの「オールインワンロボット UP」とYunji Technologyの「デリバリーロボット GOGO」などを取り扱っています。UPは走行ユニット+モジュール方式によりさまざまな仕事ができるロボットです。GOGOはエレベーターに乗れる屋内用自動配送ロボットで、フロアを超えたデリバリーが可能です。

    国内のホテルなどへの導入実績があります。たとえばUPは世界45カ国150のブランド、2万件以上のホテルで導入、3万台以上が稼働しています。ホテル以外にも、カラオケボックスや病院などでの利用も可能です。詳しくはお問い合わせください。

    導入などでお困りでしたら以下からお気軽にご相談ください。

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